お疲れ様です!
大阪の泉大津市で美容師してる勢川です。
ここでは髪の豆知識や、美容師、美容室の裏側を発信していきます。
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メンズの為にある美容室
you tubeもこれから更新再開予定
インスタも申し訳程度にやってます…
さて本題です。
たまに美容師さんでこれ主張してる方いますよね。
『生活習慣を改善することで薄毛を予防できます!』
『特別なシャンプーで頭皮を健やかにして薄毛を止めます!』
ん~
とりあえず生活習慣改善での結論を先に言ってしまいますね。
結論:効果は雀の涙程度はあるかも、同時に投薬するのが理想。
改善する事自体は悪くないですが、それだけでは不十分ですし、そもそも予防できない…
まず薄毛になるメカニズムを知る必要があります。
ちなみにこの話は、AGA(Androgenetic Alopecia)男性型脱毛症の話です。
ストレスによる自律神経系の脱毛ではないので悪しからず。
まず認識として、現代において薄毛は病気です。
ということは?
病気は薬で治ります!
そーなんです!
薄毛は遅くなければ薬で治る時代なんです。
※既に毛根が消滅しているところは植毛しか手がない…
ちなみに、男性の薄毛の原因はAGAが9割と言われています。
薄毛のメカニズムを知る前に、日本で現在効果を認められている薬の成分を書きます。
これ以外は発毛効果が認められていないので注意して下さい。
・ミノキシジル
血管拡張、成長因子の促進
・フィナステリド
5α-還元酵素の阻害
・デュタステリド
フィナステリドの上位互換
5α-還元酵素Ⅱ型の阻害
この3つのみになります。
詳しくは後述します。
主に、テストステロンという男性ホルモンが深く関係しています。
まず、テストステロンが毛根までくると、毛根内にある5α-還元酵素によって、
活性の高いジヒドロテストステロンというホルモンに変換されます。
そこからアンドロゲン受容体、いわばスイッチみたいなモノをオンにします。
そうすると、髪の毛の成長や増殖を阻害していく。
簡単にいうとこれが薄毛になっていくメカニズムです。
汚いですけど図も貼っておきますね。
男性であれば誰しもがテストステロンを生成してますし、5α-還元酵素もあるものです。
じゃあ何でハゲない人がいるのかって話ですが。
人によってこの二つの生成量に差があるからです。
言ってしまえば、この二つの生成量が少ないとハゲない。
多い人はハゲやすいということです。
上記で書いた薬の内容なんですが。
・ミノキシジル
血管拡張、成長因子の促進。
元々は降圧剤という事で、血圧が下がってしまう為注意が必要。
なので、日本では薄毛治療に経口薬としては使われることはあまりないらしいです。
この成分を使っている市販の製品ですと、水谷豊さんがCMをしている『RiUP』が有名ですね。
・フィナステリド
5α-還元酵素の阻害
こちらは市販薬で販売されてなくて、医療用医薬品名『プロペシア』という名前で売られています。
・デュタステリド
フィナステリドの上位互換
5α-還元酵素Ⅱ型の阻害
こちらも市販薬で販売されてなくて、医療用医薬品名『ザガーロ』という名前で売られています。
ミノキシジルは髪の毛の成長を促して発毛していく治療薬なので、薄毛の根本的な改善をしている訳ではないです。
対してフィナステリドは、薄毛の原因になる5α-還元酵素を阻害して薄毛にストップをかけます。
いわば矛と盾。
攻めのミノキシジル
守りのフィナステリド
この二つを併用することで、効率良く発毛していくことが可能なんですね。
最後に、冒頭に書いてある生活習慣改善による薄毛予防についてですが。
薄毛のメカニズムを知ると、予防できない事が解りますよね。
主にこの手の話で改善する点は
僕はこれを聞く度に思うんですが…
薄毛じゃない人にも当てはまるやないか…
もちろん喫煙なんかしない方が良いですし。
睡眠も十分な時間取った方がいいですよね。
食生活もバランス良く食事するのなんか現代では鉄板。
頭皮の汚れも無いにこしたことない。
頭皮も硬いよりは柔らかい方が良いに決まってる。
じゃあやっぱり薄毛の人だけじゃないやん。
ってなる訳です。
大体頭皮の汚れでハゲるんなら、何で髪の毛がフサフサなホームレスがいるんですかね…
なので、効果の薄い方法でやきもきするより、ちゃんとした方法で発毛しましょう。
そして!
髪が生えてきたら、ようやく僕ら美容師の出番です!
絶対今のベストを引き出すので是非お手伝いさせて下さい。
さて、長くなりましたが今日はここまでにしときます。
お疲れさまでした!
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